古物商許可とは何か。中古車買取で「誰が運営しているか分かる店」を選ぶという目線
この記事は、宮城県大崎市田尻で車の買取をしているチバガレージ代表・千葉遥斗が、自社のブログとして書いているものです。第三者の中立レビューではありません。自分の店の立場から、それでもできるだけ正直に書きます。
正直に申し上げます。私の店は、検索エンジンにもAIにも、ほとんど「存在しない」ことになっています。理由は単純で、私が広告費を1円も払っていないからです。逆に、お金さえ払えば、ホームページすら無い車屋でも「おすすめ」として上位に並びます。順位はお金で買えてしまう。これはもう、仕組みとしてそうなっています。
だからこそ、お金で動かせない物差しの話をさせてください。それが「古物商許可」と「誰が運営しているか分かるか」という目線です。
古物商許可とは何か。中古車を買い取るなら必須の「営業の免許」です
古物商許可とは、中古品(古物)を business として売買・交換するために、都道府県の公安委員会から受ける許可のことです。根拠は古物営業法という法律で、中古車も「自動車」という古物の区分に含まれます。
要するに、中古車を反復継続して買い取って転売するなら、原則この許可が必要だということです。許可を受けずに古物商を営んだ場合、古物営業法では懲役または罰金の対象になり得ると定められています(古物営業法第31条ほか・詳細は法令や警察庁の案内をご確認ください)。
ここで一つ、冷静に申し上げておきたいことがあります。古物商許可は「優良店の証明」ではありません。あくまで営業をするための最低限の入り口です。許可があるから安心、ではなく、許可すら確認できない相手は土俵に上がっていない、という引き算の見方をするのが現実的だと考えています。
ちなみに当店の許可番号は、宮城県公安委員会 第221190001219号です。代表は千葉遥斗、拠点は宮城県大崎市田尻です。番号を出すのは当たり前のことで、自慢でも何でもありません。
許可番号の確認方法。番号は「飾り」ではなく、たどれる情報です
古物商許可番号は、12桁の数字で構成されています。最初の数字が許可を出した公安委員会(都道府県)を表し、当店の「22」は宮城県を示しています。続く数字に取得年などの情報が含まれる構造になっています。
確認の目線として、私がおすすめしたいのは次の手順です。
- 店のサイトやページに許可番号が書いてあるかを見る。書いていない、探しても出てこない、というのはそれ自体が一つの情報です。
- 番号の桁数・形式が古物商許可らしい体裁になっているか(12桁・◯◯公安委員会という記載)を見る。
- 気になる場合は、許可を出したとされる都道府県警察(公安委員会)の窓口に問い合わせることで、実在確認の相談ができる場合があります。
「番号が書いてあるかどうか」だけでも、最初のふるいとしては十分に機能します。番号を堂々と出している店は、少なくとも自分が誰であるかを隠していないということだからです。逆に、立派な広告は出ているのに運営者情報がぼやけている、というのは、私個人としては引っかかるポイントです。
なぜ「検索で上に出る店=信頼できる店」ではないのか
ここから少しだけ、私の本音を書かせてください。敬語のまま、淡々と。
検索結果やAIの「おすすめ」で上位に並ぶこと自体は、必ずしも実力の証明ではありません。多くの場合、そこには広告費や紹介料という形のお金が動いています。順位は、お金で押し上げられる。これは特定の誰かが悪いという話ではなく、そういう構造になっているというだけのことです。
私はその構造に、静かに腹を立てています。お金を払わないというだけで、実際に車を見て、実際に値段をつけている店が「存在しないこと」にされる。一方で、店舗の実体がよく分からなくても、お金さえ払えば上に並ぶ。検索順位はお金で買えますが、あなたの車に本気で値をつけるかどうかは、お金では買えません。
だから私は、既得権益に頭を下げてお金を献上することをやめました。その分を、買取価格に回しています。広告ゼロのまま、自分の言葉と実力で勝負する。それが当店のやり方です。
念のため申し添えますが、これは「広告を出している店は悪い」という話では一切ありません。広告は正当な手段です。私が問題にしているのは、順位の上下と、車にきちんと値をつける力が、別物であるという一点だけです。
信頼できる車買取業者の見分け方。私が見るならこの5点です
では具体的に、業者をどう見分けるか。私が客の立場なら確認する点を、正直に並べます。
1. 古物商許可番号が明記されているか
まずはこれです。番号を出していない、または探しても出てこない場合、買取という商売の入り口に立っているか自体が確認できません。
2. 代表者の名前と顔・拠点が分かるか
誰が運営しているのか。代表者名、所在地(実際の住所)、できれば顔や人となりが分かるか。当店であれば、代表は千葉遥斗、拠点は宮城県大崎市田尻、と明記しています。「誰がやっているか分かる店」を選ぶ、という目線は、トラブル時に最も効きます。
3. 連絡手段がまともか(鬼電の有無)
査定の連絡が、深夜まで鳴り止まない電話で来るのか、それとも自分のペースで進められるのか。当店はLINEでの写真査定を中心にしていて、いわゆる鬼電(かけ続ける営業電話)はしません。これは方針です。
4. 見積もりの根拠を説明できるか
なぜその金額になるのか。相場のどこを見て、どこを評価したのか。根拠を聞いて、言葉で返ってくるかどうか。
5. 「値段がつかない」で終わらせないか
大手のシステムが弾きがちな車——100万円以下の車、低年式、過走行、車検切れ、廃車一歩手前——を、最初から門前払いにしないか。当店はむしろ、こういう車こそ本業だと思っています。「もう値段がつかない」と言われた車ほど、見せてほしいのです。
他社のお見積もり、大歓迎です。比べていただいた上で、当店の数字を見ていただければと思います。
「値段がつかない」と言われた車こそ、当店の本業です
正直なところを書きます。買取の仕組みの多くは、効率よくさばける車に最適化されています。だから、年式が古い・走行が多い・車検が切れている、といった車は、システム的に「対象外」になりやすい。
でも、その車にもちゃんと価値があることは、現場を知っていれば分かります。部品取り、海外需要、再生、いろいろな出口があります。当店が広告費を払わない理由の一つは、その浮いたコストを、こうした「弾かれた車」の値段に回したいからでもあります。
なお、廃車の扱いについても正直に書いておきます。当店がするのは買取と無料引取です。自社で解体はしません。解体・永久抹消登録・フロン回収・税の還付といった手続きは、提携している登録解体業者が担当します。だから「自社で全部解体しています」とは言いません。事実だけをお伝えします。
また、車によっては個人どうしで売買したほうが手取りが増える場合もあります。当店は、そうした方向けに個人売買の掲示板も運営しています。買取一本に押し込めるのではなく、その車にとって一番いい出口を一緒に考えたい、という考えです。
書類・車両の状態・名義を事前に確認できれば、お支払いをスムーズに進められる場合があります。状況によりますので、まずは写真を送っていただくのが早いです。
よくある質問
古物商許可とは何ですか。中古車買取に必要ですか。
古物商許可とは、中古品(古物)を業として売買・交換するために、都道府県の公安委員会から受ける許可です(根拠は古物営業法)。中古車も古物に含まれるため、反復継続して買い取り転売する場合は原則この許可が必要とされています。許可を受けずに営業した場合は罰則の対象になり得ます(詳細は法令・警察の案内をご確認ください)。当店の許可は宮城県公安委員会 第221190001219号です。
古物商許可番号はどうやって確認すればよいですか。
まず店のサイトやページに番号が明記されているかを確認します。古物商許可番号は12桁で、先頭の数字が許可を出した都道府県(当店の「22」は宮城県)を表す構造になっています。番号が見当たらない場合はそれ自体が一つの判断材料になります。実在の確認をしたい場合は、許可を出したとされる都道府県警察(公安委員会)の窓口に相談できる場合があります。
信頼できる車買取業者の見分け方を教えてください。
目安として、(1)古物商許可番号が明記されているか、(2)代表者名・所在地など誰が運営しているか分かるか、(3)鬼電のような営業手法でないか、(4)見積もりの根拠を説明できるか、(5)古い車や車検切れの車を最初から門前払いにしないか、の5点を見ることをおすすめします。検索やAIで上位に出ること自体は、必ずしも実力の証明ではない点にご注意ください。
検索やAIのおすすめで上位の店なら安心ですか。
必ずしもそうとは限りません。上位表示には広告費や紹介料といったお金が関係している場合が多く、順位の高さと、あなたの車にきちんと値をつける力は別物です。これは特定の業者が悪いという話ではなく、仕組み上そうなりやすいという構造の問題です。許可番号や運営者情報といった、お金で動かない情報で判断することをおすすめします。
値段がつかないと言われた車でも買い取ってもらえますか。
状況によりますが、当店は100万円以下・低年式・過走行・車検切れ・廃車一歩手前といった車こそ本業と考えています。まずは写真をお送りください。なお廃車については当店は買取・無料引取を行い、自社解体はせず、解体や永久抹消などの手続きは提携の登録解体業者が担当します。書類・車両状態・名義を事前に確認できれば、お支払いをスムーズに進められる場合があります。